デジタル全盛の時代になっても、基本的な学力の考え方は江戸時代と変わりません。多くの情報は文字情報として入ってきますので、ひらがな、漢字の読み書きの力は必要です。コンピュータが変換してくれますから、漢字を正確に書ける能力は昔ほどは必要ないかもしれませんが、小学校で習う常用漢字くらいは書けるようにしておきたいですね。そろばんは必ずしも使える必要はありませんが、買い物などの日々の暮らしの中で、いちいちスマホを取り出す手間を考えれば、計算(暗算)は必要です。デジタル時代において、加えてパソコンを使える能力、プログラミングの知識、そしてグローバルに情報をアクセスするために英語が必要になってきています。最近は子供のころからスマホを使って、必要な情報を検索したり、LineやメールなどのSNSツールでコミュニケーションをとることが普通になってきています。スマホが登場する前はネットワークに接続して情報を入手するにはパソコンを使える必要がありましたが、スマホが当たり前になった現代ではパソコンを使えない子供達が増えてきています。社会人になりパソコンで資料を作ったりする必要が出てきたときに、人差し指いっぽんで操っているようでは、なかなかうまくいきません。パソコンを使って多くの情報に素早くアクセスできる事がデジタル時代を生き抜くために重要な事になってきています。